PowerCore Fusion 5000とは
2017年にAnkerのPowerCore Fusion 5000発売され、爆発的な人気を誇りました。
PowerCore FusionというのはUSB-Aポートが2つあるバッテリーにも関わらず、充電用のACプラグが搭載された2 in 1の素晴らしい製品です。
旅行の際はこのバッテリーとケーブル1本を携帯すればスマホの充電関係はOK!という画期的な製品です。
しかし、2年が経過し時代はUSB-Cへと変化しています。
また、「Anker PowerCore Fusion Power Delivery Battery and Charger」という製品がApple Store限定で発売されていますが、Appleの強気の価格設定のため購入を見送った人も多いのではないでしょうか。
PowerPort Atom III Slim と PowerCore slim 10000 PD
できるだけ軽量でコンパクトでありつつ大容量でUSB-Cの出力もしたい!という条件で考えてみました。
今回私が提案したいのが、Anker PowerPort Atom III SlimとPowerCore slim 10000 PDとの組み合わせです。
PowerPort Atom III Slim
PowerPort Atom III Slimというのは30Wの高出力が可能にも関わらず、重さが60gとかなり軽量で薄い仕上がりとなっています。
30W出力のUSB-C充電器として最強クラスの製品だと思っています。
PowerCore Slim 10000 PD
10000mAhと大容量ながら非常に薄く軽量です。
18WのUSB-C出力ができ、iPhoneなどを高速充電することが可能です。
また、PowerPort Atom III Slimと同じデザインが採用されており、非常に親和性が高いです。
この2つを組み合わるとPowerCore Fusionを超える!
スペックの比較
名称 | PowerCore Fusion 5000 | PowerCore Fusion Power Delivery Battery and Charger | PowerCore 10000 + PowerPort Slim |
バッテリー容量 | 5000 mAh | 5000 mAh | 10000 mAh |
USB-A 出力 (AC) | 10W 5V=2.1A | 12W 5V=2.4A | なし |
USB-A 出力 (バッテリー) | 15W 5V=3A | 12W 5V=2.4A | 12W 5V=2.4A |
USB-C 出力 (AC) | なし | 30W 5V=3A 9V=3A 15V=2A 20V=1.5A | 30W 5V=2.4A 9V=3A 15V=2A 20V=1.5A |
USB-C 出力 (バッテリー) | なし | 15W 5V=3A | 18W 5V=3A 9V=2A 15V=1.2A |
重量 | 189g | 249g | 212g (PowerCore) 57g (PowerPort) 269g (合計) |
定価 | 2899円 | 12540円 | 3999円 (PowerCore) 2599円 (PowerPort) 6598円 (合計) |
実際の重さ
上の表では単純に重量を比較していますが、実際にはケーブルの重さも加わります。
PowerCore FusionではケーブルはLightningケーブル1本でいいですが、PowerCore 10000 + PowerPort Slimの組み合わせではLightningケーブルとバッテリー充電用のUSB-C to Cケーブルが必要です。
実際に計測してみました。
結果としては大雑把に100g程度重量が増加しました。
今後iPhoneがLightningを撤廃してUSB-Cになった場合や、USB-CのAndroidを使っている場合ではLightningケーブルは不要となります。
バッテリー付属のケースに収納可能
持ち歩くものが4つになるけど持ち歩きが面倒じゃない?
大丈夫です!
PowerCore Slim 10000 PDにはキャリングポーチが付属しています。
このポーチにはバッテリー、充電器、ケーブル2本を収納することができます。
PowerCore Slimがとんでもなく小さいおかげですね。
以下の写真のように、テトリスのようにうまいこと並べるとすっぽり収納できます。
当然厚みは少しありますが、PowerCore Fusion単体の厚みとほぼ同じなのでそこまでかさばるという感じではありません。
長さはだいたいPowerCore Fusion 2個分といったところでしょうか。
メリットとデメリット
メリット
PowerCore Fusion と比較したメリットとしては以下のようになります。
大容量、高出力を求めながらできるだけ軽量にすることを目的とした組み合わせとなります。
また、充電部分とバッテリー部分が別製品となっているので、「バッテリーだけもっと大容量にしたい」「充電器を高出力にしたい」といったときに片方を使い続けることができます。
デメリット
PowerCore Fusionの機能にスマートフォンとバッテリーの逐次充電があります。
スマホが充電完了すると、自動的にバッテリーの充電を始めるという機能です。
残念ながら、別々の機器になっているため同時に使用することはできません。
スマホを充電しようとすると勝手にバッテリーにも充電されているという手軽さがなくなってしまうのは少し残念な所です。
(自分で意思を持ってバッテリーを充電しないといけない)
他の組み合わせ
バッテリー容量がもっと欲しい人
バッテリー容量が10000mAhでは足りないという人は、最近発売されたばかりのAnker PowerCore Essential 20000 PDがおすすめです。
20000mAhの大容量を利用することができます。
(出力は最大18W)
バッテリーのUSB-C出力がもっと欲しい人
今回の組み合わせではAC利用のUSB-C出力は30Wですが、バッテリー利用の場合は最大で18Wしか出力できませんでした。
バッテリー時にも高出力が欲しい人には以下の製品がおすすめです。
45Wの高出力が可能で26800mAhとかなりの大容量です。
ただし、重量も価格もそれなりにアップします。
Anker PowerPort Atom III 60Wの充電器が付属しているのでバッテリー自体の価格は実質
9999円 - 3999円 = 6000円となります。
最後に
USB-C時代の最適な組み合わせとしてPowerCore Fusionの新たな置き換えについて説明しました。
人それぞれ最適な充電環境というのは違うと思いますが、参考になれば幸いです。
AnkerからPowerCore Fusionの新型が出るまではこの組み合わせがベストだと感じました。
USB-C to Lightningのケーブルは付属していないので以下をお忘れなきよう。
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